社会福祉法人 章佑会 栃木事業部

理事長あいさつ

 

 私ども清友会は、平成4年にここ大田原の地で特別養護老人ホームを開設し、その後在宅・地域サービスの充実を推し進めるとともに、養護老人ホームの運営も担ってまいりました。さらに昨年は、東京都練馬区で特別養護老人ホームを新設し、また、発祥の地には、「その人らしさを尊重し、人間としての尊厳を重視したユニットケアという新しいサービスの形」の特別養護老人ホーム『やすらぎの里シエスタ』を開所し、現状での最良といえる地域における福祉施設システムを完成させたと考えております。これもひとえにご利用者、ご家族、地域の皆様、関係機関の皆様等のご協力・お力添えの賜物と感謝しております。

 さて、昨今の社会情勢・経済情勢の変化は激しく、私ども社会福祉法人を取り巻く環境は非常に厳しいものになっております。そのような中で、社会の人々から求められる、必要とされる社会福祉法人になるためには、損得を抜きにして、制度の狭間で取り残された生きにくくなった人々に手を差し伸べるという、社会福祉法人の根本的使命に真摯に取り組まなくてはなりません。そのためには、ガバナンスの強化・コンプライアンスの徹底は勿論のこと、それぞれの社会福祉法人の強み、弱みをうまく活かし、補完し法人機能を強化していくために、社会福祉法人の連携強化が必要でしょう。また、地域における多くの社会資源・他事業者とも競争的共存を目指し切磋琢磨しながら地域福祉の底上げを図っていくことが重要でしょう。

 社会制度がどのように変わろうとも、世の中から困っている人がいなくなることはないでしょう。そのような苦しんでいる人達の人生・生活をひっくるめて受け止めることができる、セーフティーネットの最後の砦は、居住型・入所型社会福祉施設であり、また、地域福祉の核となるのは、広く公平にあまねくサービスを提供できるのは社会福祉法人の行う社会福祉施設であるということを自負しています。

 今後とも、私ども清友会役員、職員一同は一丸となり、地域から望まれる施設・地域社会を創っていく所存ですので、変わらぬご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

 

                                               社会福祉法人清友会

                                                理事長 馬場 啓友